抗菌効果が1ヶ月も… 10年倉庫に眠っていた商品がコロナ禍で大ヒット
10年前に開発された除菌スプレー『ウイルス増殖環境消滅』が今大ヒット。昨年までほとんど売上がなかったが…
新型コロナウイルスの影響により、マスクやアルコールスプレーなど今まで以上に需要が高まった商品があるだろう。そんなコロナ禍において、10年の時を経て注目を集めている商品があるという。
画像をもっと見る
■1ヶ月も抗菌効果が続く
その商品というのが、除菌・抗菌スプレーの『ウイルス増殖環境消滅』。商品名とは思えないほどダイレクトなネーミングだが、文字通り「ウイルスが増殖することを防止」する商品となっている。
最大の特徴としては、独自の“ナノ密着技術”で一度のスプレーで抗菌効果が1ヵ月も持続するため、アルコールのようにこまめに使用する必要がないのだ。なお、手に使用するのではなく、手が触れるモノに使うよう。
また、持ち運びにも便利な『マスクはガードしなければ!EX』というシリーズ商品もあり、これはマスクに吹きかけて使用することでマスクを抗菌仕様にし、ウイルスが付着したとしても菌を不活性化させ増殖を抑えることができるという。
関連記事:塗料メーカーが作った「冷感マスクスプレー」が最高 威力が違った…
■10年間倉庫で眠っていた…
除菌への意識が高まっている今、人気が出るのも納得だが、じつはこの商品およそ10年前の時点で開発されていたそう。
もちろん新型コロナウイルスではなく…当時は「鳥インフルエンザウイルス」が話題となっており、その対策のために開発するもなかなか売れ行きは伸びず、ほとんど倉庫で眠ってしまう事態に。
しかし、現在の新型コロナウイルスの感染予防の影響で製品に一気に注目が集まり、今年の3月~10月で約10億円以上を売り上げる大ヒット商品となったのだとか。