元日必着の年賀状、投函は明日までに 郵便局員の思わぬジレンマに注目集まる
新年の挨拶といえば「年賀状」が基本だが、郵便局員の思わぬ苦労にも注目したい。
今年も残すところ僅かだが、新年の挨拶をキッチリしておきたい人にとっては、今が最も慌ただしい時期。元日ちょうどに届くよう、今週いっぱいは年賀状の作成に追われていた…という人も多いのではないだろうか。
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■年賀状はやはり大切
電子メールやLINEの普及に伴い、「紙の年賀状」にこだわる人が以前より減少したのは確かだが、それでもやはり年賀状という風習を大切にする人は少なくない。
郵便局員にとって、年末のこの時期が一年の中で忙しさのピークと思われるが、じつは「配達」以外の業務でも神経をすり減らしていることをご存知だろうか。
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■「嬉しいんだけど…」というジレンマ
疎遠になってしまった知人に対し、年賀状は貴重な近況報告の手立て。ハガキにプリントされた家族写真を見て「最後に会ったときはあんなに小さかった子供がこんなに大きくなって…」といった具合に、エモい感情がふつふつと湧き上がった経験のある人もいるはず。
しかし「子供」と「年賀状」という組み合わせには注意も必要。4日、歴史好きな内科医「馬渕まり」さんが投稿したツイートには、「小さいお子様に年賀状を書いて頂くのは大変嬉しいけれど、宛名は大人が書いて下さい」「僕たちもギリギリまで解読を頑張るのですが…」と、郵便局勤務という知人のジレンマが綴られていた。
郵便局勤務の知人が「小さいお子様に年賀状を書いて頂くのは大変嬉しいけれど、宛名は大人が書いて下さい。僕たちもギリギリまで解読を頑張るのですが……」と言ってました。
— 馬渕まり🏯歴女医 (@rekijoymary) December 4, 2020
こちらのツイートを受け、「確かに…我が家も気をつけよう」といった声のほか、「郵便局でバイトしてた経験ありますけど、確かに解読が必要なんですよね…」など経験者からのコメントが多数上がっていた。
そこで記者は今回、日本郵便の広報に取材を実施。その結果、年賀状を送る際の「注意点」と、現場で働く人間たちの「プライド」が明らかになった。