正月をもち三昧で過ごせる「無料本格レシピ集」が話題 発表した一関市を直撃した
一関市が餅食文化PRのために作成した本格レシピ集が大きな話題に。正月餅三昧のススメ。
日本鏡餅組合によると、正月に餅料理を食べるのは平安時代に宮中で健康と長寿を祈願して行われた正月行事「歯固めの儀」に由来しているという。そんな中、正月を餅三昧で過ごせる本格レシピが話題を呼んでいる。
■餅食文化を広くPRするために
もともと餅はハレの日に神さまに捧げる神聖な食べ物だった。また餅は長く伸びて切れないことから縁起がよく、長寿を願う意味も込められている。
岩手県一関市は、一関・平泉地方の餅食文化を広くPRしようと「一関もち料理データべース」を公開中。マガジンハウス・コロカル編集部が委託を受けて製作・編集した本格版だ。
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■計216種類を掲載
事務局の市観光物産課によると、「創作もち料理イベント」への応募作や、地元菓子メーカーからの提案などを参考に中身を選定したという。
「あんこもち」「くるみもち」など伝統的なもち料理16種と、野菜や果物、チーズなどを使ったアイデアもち料理200種が掲載してあり、それぞれ解説と材料、作り方が載っている。
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■縁起物のえび餅
伝統的料理えび餅は、炒めたえびをもちに絡めた料理のため紅白の縁起物として、地元では新築の際の棟上げやご祝儀のもち料理として出されている。
沼や川、水田用の溜め池でエビを取り、市内の平野部や花泉地方で昔から食べられていたそう。