フィンランドで人気の意外な日本アニメ 現地ファンクラブから驚きの回答
フィンランドで人気のアニメ「銀牙」を調べると、日本人との共通点が…
■現地のファンクラブに問い合わせてみると…
ありがたいことにその疑問についてフィンきちさんが、フィンランドの『銀牙-流れ星 銀-』ファンクラブに問い合わせてくれた。国民的なアニメとなった理由は大きく3つある。
1つ目は、作品の世界観がフィンランドとマッチしていること。雪などの自然の景色はもちろん、国民的な犬ともいえる熊狩りの猟犬、カレリアン・ベア・ドッグと主人公の「銀」が似ていることもあり、自然とハンティングというストーリーがスッと入ってきたという。
2つ目は、エキサイティングな戦いのシーン。子供が観やすいように暴力的なシーンの多くはカットされているが、戦闘シーンはしっかりと流したそうだ。すると、他のアニメにはなかった迫力のある戦闘シーンに魅了される子供が続出。「このアニメはすごい…」と口コミで話題になった。
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■国民が大切にしている言葉とマッチ
そして最後の3つ目が一番重要で、フィンランド人が大切にしている言葉「SISU」(困難な状況でも決して諦めない不屈の精神という意味)と作品のテーマが似ていること。
ファンクラブの方が言うに、『銀牙-流れ星 銀-』には武士道の精神があるという。作中に登場する犬のキャラクターたちは、正義の兵士という感じで、重要な局面では命がけで戦う。「そんな姿を観ているうちに「SISU」の精神が鍛えられるようです」とフィンきちさんは話す。
ここまで深い話になるとは思いもしなかった、同作の人気理由。フィンランドという国が少し身近になったという人も多いのではないか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)