『箱根駅伝』連日の密な観客に呆れの声 緊急事態宣言の効力問う声も
無観客で開催されている箱根駅伝だが、沿道には多くの観客。
■ネット上では厳しい声が
原則「無観客」として開催し、テレビでも再三自粛を呼びかけたにもかかわらず、沿道に人が集まった2021年の箱根駅伝。
ネット上では「こんなことなら開催するべきではなかった」「緊急事態宣言の発令を検討しているのに、こんなに人が集まるイベントを行うのはおかしい」と批判の声が上がる。
また、「緊急事態宣言を出してもこういう人たちは従わない。罰則をつけないと意味がない」「全くコロナへの緊張感がなくて呆れる」「自分勝手で怒りを感じる」と、緊急事態宣言の効力を問う声も。
ただし「箱根駅伝を叩いても仕方ない」「色々なイベントもある。箱根駅伝だけが悪いわけじゃない」「感染対策をしているし、大目に見ても良いのでは」と、擁護する声も出た。
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■今後のコロナ対応に影響?
新型コロナウイルスの新規感染者は全国的に増加しており、2日には東京・神奈川・千葉・埼玉の知事が西村康稔経済再生担当大臣に緊急事態宣言を発令するよう要請している。
緊急事態宣言は強制力のないものだけに、その効力については賛否両論。しかし2020年4月の宣言後は感染者数が激減しており、一定の効果はあるとの声が根強い。
しらべぇ編集部が2020年7月、全国の10~60代の男女1,894名を対象にした調査では様々な職種に就く人の8割が「出してくれてよかった」と回答している。
危機的状況のなか、原則無観客にもかかわらず、観客が大勢押し寄せたことは箱根駅伝。緊急事態宣言を含めた今後のコロナ対応に、少なからず影響を与えるかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代の男女1,894名 (有効回答数)