政府の「緊急事態宣言方針」で成人式開催に波紋 大混乱する現場に聞いた
緊急事態宣言発令でまじかに迫った成人式はどうなってしまうのか。特別対応の業者も…
菅総理大臣は自民党の役員会で、首都圏の1都3県を対象に緊急事態宣言を出すことを7日に決める方針を明らかにした。この方針が間近に迫った成人式開催に大きな影響を与えている。混乱する現場の今を追った。
■少なくとも13区市が中止決定
緊急事態宣言発令方針を受けて、5日現在東京都内だけで少なくとも13区市が11日開催予定だった成人式を中止にした。東京都三鷹市では約1,000名の出席を見込んで、今年初めて三鷹の森ジブリ美術館で開催予定だった。
しかし担当者は「国の宣言発令方針は重く受け止めざるを得ない。苦渋の決断となったが、中止に決めた」と話す。出席者は中学校ごとに5つにわけて入場し、美術館を観覧しながら、途中で事前収録した成人式用メッセージを見る予定だった。
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■「絶対にやる」と意気込む新宿区
新宿区は例年約1,000人が出席し京王プラザホテルで開催していた。今年は、新宿住友ビル「三角広場」に場所を変更して二部制で開催する。担当者によると会場は屋根がドーム型になっており、換気も十分に行える環境だという。
吉住区長は「一生に一度の大切な行事なので、絶対にやる」と意気込む。