緊急事態宣言を控え、買い占め恐れる声続出 現地に行くと明らかに事情が違った
緊急事態宣言の発令を間近に控え、「買い占め」を危惧する声や、現場に遭遇したという目撃談が多数上がっているようだ。
■なくなっている商品もあるが…
まずは埼玉県・さいたま市にある店舗を複数チェック。
トイレットペーパーや米、カップラーメンなど一部が売り切れている商品は確かにあるが…「たまたま売り切れてしまったんだな」と思わせる程度のもので、以前起こった買い占め騒動での閑散とした売り場とは全く比べ物にならない。
店員に話を聞いてみたところ、「今回の緊急事態宣言に備え、一度に買える食料品の最大数を再度見直しました」「でも最大数まで買っていくお客さんはほとんどいません」とのことだ。
ちなみに緊急事態宣言後の営業時間については、まだ現場の従業員にも周知されていないという。
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■念のため別の市もチェック
続いては「小江戸」の呼び名でも知られる埼玉県・川越市のスーパー、ドラッグストアを確認してみたが、こちらに至っては商品が売り切れている様子自体が全く見られない。
さいたま市、川越市に加え、神奈川県・横須賀市の女性にも話を聞いてみたが、いずれの女性からも「カップ麺やパスタ、ペーパー類の商品も棚にズラッと並んでいました」「現時点では、皆さん落ち着いた行動をとっていると思います」という回答が返ってきた。
いずれの店舗でも「お客様一人ひとりが必要な分だけをお買い物されれば、商品が欠品することはまずありません」と強調している。
もちろん商品の売り切れには地域差があると思うが、「買い占め」という嘆かわしい悲劇を繰り返さないためにも、各人がこの言葉を再度胸に刻んでほしい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)