人気駄菓子店がコロナ禍で閉店決断 「耐え忍んできた」代表の想いを直撃

人気駄菓子店の閉店という苦渋の決断が話題に。従業員を想う代表の決断の裏にあったものとは…

2021/01/08 09:30



■テレビで紹介されても客足伸びず

順調に売上が伸びていたが、緊急事態宣言の第一弾が出たころから事態は急変する。昨年の5月~6月にかけては例年の9割減という壊滅的な状態になってしまった。売上が少ないにも関わらず、家賃や人件費が出ていくため、徐々にボディブローのように財務状況が悪化していったという。

以前は雑誌やテレビに取り上げられると、売上が比例して上がっていったそうだが、コロナ禍以降はテレビで紹介されても全く客足が伸びることがなかった。


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■従業員を露頭に迷わす訳にはいかない

そんな状況の中で代表の大橋氏は、「従業員を露頭に迷わせたくないとの想いが強かった」と話す。また、会社を倒産させてしまうと色々な方面に迷惑がかかることを懸念したと語る。そのため、早めに店を閉めたほうがよいとの苦渋の決断を昨年12月末に行った。

現在、通販サイトで駄菓子の販売を少し行っているが、今後は現在の従業員をそのまま雇用し、通販事業を本格化させていくという。最後に大橋氏は、「コロナ禍が落ち着いて会社が安定していれば、そのときはまたこの地でお菓子屋けんちゃんを復活させたい」と未来への想いを語った。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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