新型コロナ専門病院設置のために妊婦も急遽転院 追加負担はどうするのか直撃した
都立広尾病院に入院中の妊婦が転院の際の追加負担分で物議。東京都の見解とは…
■小池知事は「支援進めていく」
東京都病院経営本部によると、現在広尾病院に入院中の妊婦は約10名だという。
広報担当課長は、14日午前のしらべぇ編集部の取材に対して、「転院対象者には、同じような費用で入院できる都立の病院も含めて6つ程度を紹介している。そのため、追加負担を東京都で支援することはない」と述べた。
しかし小池知事は午後の会見で「都立広尾病院に入院中の妊婦が、民間病院等に転院する際は追加費用分の支援を進めていく」と明言。
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■本日昼に急遽変更
この点について、再度担当課長を取材すると「本日の昼に急遽変更になった」と述べた。この変更の背景については、「小池知事が報道等で追加負担の件を耳にしたため、『その際の費用は支援する』という知事自らの決定が担当課におりてきた」と語った。
なお、「追加負担分を都で全額支援するのか」などの詳細についてはこれからつめていくという。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)