初の大学入試共通テスト 進学校教師に聞いた「コロナ禍の現役生への追い風」とは
いわゆるセンター試験に代わって、今年度から始まった大学入試共通テスト。試験会場には多くの受験生が訪れた。
従来の大学入試センター試験に代わって、2021年度から導入された大学入試共通テスト。大学入試センターの発表によれば、今年度の志願者数は535,245名。前回より22,454名(4.0%)減少している。
英語には民間試験の導入も検討されたが、2019年11月に延期・再検討が発表された。
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■感染者は追試、濃厚接触者は…
新型コロナウイルスに感染し、入院もしくは療養している人は、追試験の受験を申請する。
また濃厚接触者は、初期スクリーニング(自治体によるPCR検査等/一般クリニックの検査は不可)で陰性であり、受験当日も無症状の場合に限り、公共交通機関を避けて別室受験が認められる。なお、検査結果が判明するまでは受験することができない。
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■進学校教師に聞いた
前日とは一転、春のような陽気となった16日朝、試験会場のひとつとなっている東京大学本郷キャンパスでは、多くの受験生たちが正門をくぐって試験会場に向かう姿が見られた。
コロナ禍など未曾有の状況で本番当日を迎えた今年の受験生について、首都圏有数の進学校に勤務する教諭は「今年の高3は、高2の段階から振り回され通しで、見ていてなかなか大変そうでした」と語る。
英語の試験方式で民間試験を採用するか、また記述式が急になくなるなど、心理的に与えた影響も多かったようだ。