週末は関東南部も雪の予報 八王子、秩父、箱根では道路に積もる可能性も
気温が低い埼玉県内や、長野県・山梨県・関東西部の山沿いを中心に雪の量が多くなりそうで、埼玉県南部では7~10㎝、東京23区では1~5㎝の雪が降る予想。
■東京都心は、大外しのパターン?
2013年1月14日、成人の日。東京は降水量は64.0㎜に対し積雪8㎝を観測し、予想外の大雪となりました。
14日の朝、気象庁は「多摩を中心に雪となるが、東京23区で積雪になる可能性は小さい」としていました。しかし蓋をあけると、昼前には雨が雪に変わって、あれよあれよという間に積もってしまいました。
このように予報が大外れする時のパターンとしては、「降水量が多い」場合が挙げられます。降水量が多くてもすべて雨で降ってしまえば何事もないのですが、気温が予想よりも下がると大雪になってしまうため、社会的な影響が大きくなるのです。
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■気温の微妙な差で大雪か大雨かに変化
首都圏の雪はざっくり、1℃未満なら積雪。1℃~2.5℃の間なら降っても積もらない、気温が2.5℃以上なら雨と言われており、気温の微妙な差で大雪か大雨かが変わってしまいます。
この微妙な気温の差をきれいに当てられるほどの精度は、残念ながら、まだありません。東京都心でも、最悪の場合は道路に積雪する可能性もあると、幅をもって考えておくことが大切になります。
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(取材・文/しらべぇ編集部・千種ゆり子)