チコちゃんがサーモンと鮭の違いを紹介 間違えると体調不良にも?
『チコちゃんに叱られる』でサーモンと鮭の違いを解説し、注目を集めている。
22日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ、「スーパーで売ってる鮭とサーモンなにが違う?」が注目を集めている。
サーモンとカタカナで表記されているため、輸入品がサーモン、国産が鮭と勘違いされがちだが、実際には違うようだ。
■養殖か天然か
チコちゃんの気になる回答は、「生で食べられるのがサーモン、生で食べられないのが鮭」という。鮭とサーモンは、生物学的には全く同じ魚なのだが、どこに違いがあるのだろうか。
スーパーで見かける鮭といえば、銀鮭・白鮭・紅鮭など、サーモンはアトランティックサーモン・トラウトサーモンなど様々な種類が売られているが、全てサケ科で生物学的には全く同じ魚である。
サーモンと鮭でハッキリとした違いは、養殖か天然かだという。サーモンは養殖で生で食べることができ、鮭は天然で食べることができない。
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■天然鮭には寄生虫の可能性
天然の鮭はアニサキスなどの寄生虫が潜んでいる可能性があり、生で食べられない。もし生で食べてしまった場合、胃や腸をアニサキスを噛むことで、腹痛と嘔吐の症状が出る。アニサキスは、熱処理すれば害はなくなる。
一方で、養殖のサーモンは人工飼料を食べるため、アニサキスに感染する心配はほぼないことから生食可とされている。
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■日本のみの文化
鮭とサーモンの分け方は、日本独自のルールだという。日本も法律があるわけではないが、海外では区分はない。
鮭の養殖に成功したノルウェー人が、寿司や刺し身文化に目をつけ日本に持ち込んだことが始まりで、「天然鮭と養殖鮭は違うモノ」と扱ってもらうために、「サーモン」という呼び名を採用し、定番となった。
スーパーで鮭を購入して生で食べないよう名前や品目をしっかり確認してから購入するようにしたい。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)