「私はロボットではありません」史上最大の難問が誕生 挑戦者は続々ロボットに
「自分がロボットではない」と証明する問題シリーズで、過去最高の難問と名高い出題が話題となっている。
■「選べない…」とロボット化する人が続出
いずれも学校の教科書の中に作品が登場するほどの名だたる才人たちだが、「立派な大人であるか」を問われると素直に首を縦に振れないのは事実。
例えば『人間失格』『斜陽』などを代表作とする太宰は退廃的な作風同様、私生活にもショッキングな出来事が非常に多い。一時は女性と共に自殺を図るも当の本人は自殺に失敗。にも関わらず晩年は愛人の女性と入水自殺を果たしており、その生涯には女性と死の影が付き纏っている。
『陰翳礼讃』(いんえいらいさん)では日本古来の美しさを鋭い感性で描写した谷崎も、『痴人の愛』や『刺青』『春琴抄』(しゅんきんしょう)といった作品では独自のフェティシズムを全開に。私生活では自身の妻の妹に好意を寄せ、妻の境遇に同情した谷崎の友人を巻き込み、昼ドラも真っ青な女性関係を見せている。
といった具合に「作品は素晴らしいが、人間的には一癖も二癖もある」というタイプの天才たちがズラリと並んだ状態なのだ。そのためこちらのツイートを受け、「いやこれ選べないだろ…」「今までで一番難しいと思う」「誰も選ばないのが正解では?」といった声が続出している。
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■あえて選ぶなら誰?
このままでは、世の人々が全員ロボットになってしまう…と危惧した記者は、ツイート主である進士氏は誰を選ぶのか取材を敢行。『文豪どうかしてる逸話集』(KADOKAWA)を著作に持つ同氏ならば、納得のいく答えを導き出してくれるはずである。
すると「壮絶な最期を思うと躊躇しますが、あえて選ぶとしたら酒、女性、薬、お金関係で問題を起こしていない三島由紀夫先生を選ぶと思います」と、迷いつつも明確なロジックに裏打ちされた回答が。
次点では「不倫相手におかしな手紙を送り付けまくった以外はまともな斎藤茂吉先生でしょうか」という回答が返ってきたが、「不倫相手におかしな手紙を送り付けまくった以外はまともだからセーフ」というガバガバすぎる判定に注目したい。
なお「太宰くんと中也くんは絶対に選びません」とのことで、こちらは何故か「くん付け」な上に、驚くほど即決であった。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)