楽天モバイル、1ギガまで無料の新プラン 三木谷社長は「携帯業界をひっくり返す」
楽天モバイルが新料金プランを発表。三木谷社長は、「スマートフォンを持てない人を一人でも減らす」と語る。
楽天モバイルは29日、プレスカンファレンスを開催。新料金プランとなる「Rakuten UN-LIMIT VI」を発表した。
■スマホを持てない人を減らす
三木谷浩史社長は会見冒頭、(スマートフォンのスタンダードが)4Gが5Gに移行しつつあり、デジタル革命が進化している今、スマホは社会生活において、必要不可欠なインフラになっていると強調。
そんな中、経済的な理由などでスマートフォンを持てない人を一人でも減らすという決意を持って、今回のプラン発表に至ったという。
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■1GBまでは無料
新料金プランの「Rakuten UN-LIMIT VI」は、データを使った分に応じて料金が3段階で増える。
1GBまでは無料、1~3GBは980円、3~20GBは1,980円となり、20GBを超える場合は、これまでの「Rakuten UN-LIMIT V」と同じく2,980円となる。通話に関しては、「Rakuten Link」アプリを利用することで国内通話がかけ放題となる。
ちなみにこれまで、「Rakuten UN-LIMIT V」を利用していたユーザーについては、4月1日に「Rakuten UN-LIMIT VI」に自動的にアップグレードされる。
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■携帯業界の常識をひっくり返す
現在の「Rakuten UN-LIMIT V」の料金ついては、月額2,980円で自社エリアのデータ通信が使い放題で、先着300万人に対して1年間無料としている。
しかし、「ドコモ」「au」「ソフトバンク」も新料金プランを発表しており、そのどれもが月のデータ使用量20GBまでで、2,980円(auは1回5分のかけ放題500円を差し引くと2,480円)。楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT V」利用料金と比較すると4社横並びの、拮抗した状態となっていた。
今回の「Rakuten UN-LIMIT VI」の発表によって、三木谷社長は「携帯業界の常識をひっくり返すということを目標に、あらゆる人に安価で、高速で、品質の良いネットワークを提供する」と力強く語った。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)