藤井聡太二冠、聖火リレー辞退を発表 「賢明な判断」と称賛の声も
藤井聡太二冠が聖火ランナー辞退を表明。ネットでは「賢明な判断」と称賛する声も。
11日、高校生棋士の藤井聡太二冠が聖火リレーを辞退することがわかった。ネットでは惜しむ声も続出している。
■森会長の発言は関係なし
今年4月に愛知県瀬戸市で東京五輪の聖火リレーを務める予定だった藤井二冠。瀬戸市の関係者に対し、10日までに辞退する意向を伝えたようだ。
関係者によると五輪が延期して先の見通しがたたないことが理由だという。タイトル防衛がかかった棋聖戦が6月・王位戦が7月から始まるため、将棋を優先した形だと考えられる。
聖火ランナー辞退といえば、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の発言を理由に辞退した田村淳も話題となったが、藤井二冠は全く関係ないという。
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■称賛する声も
報道に対し、ネットでは「残念だなーファンだから走ってるところ見たかった」「理由は違えどランナー辞退が続くのも悲しいね」と惜しむ声が相次いだ。
一方で、「賢明な判断だと思う。五輪はどうなるかわからないし」「将棋に集中した方が絶対いいと思う」と称賛の声もみられた。
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■残念な報道が続く東京五輪
新型コロナウイルスの世界的大流行で2020年には開催できず、2021年に延期となった東京五輪。現状、ワクチンは完成したものの変異株などが見つかり、未だ収束の目処が立っていないことから2021年開催も危うい状態だ。
さらに、森会長の女性軽視などの炎上によって、ボランティアや聖火リレーの辞退も相次いでいるが、世間の人は東京五輪についてどう考えているのだろうか。
東京五輪の開催について世間はどう感じているのか。しらべぇ編集部は2020年12月に全国の10~60代の男女3,140名を対象に調査を実施した。
結果、「開催に賛成」と答えた人は23.3%。多くの人は、世界的な新型コロナウイルスの流行が収束しない現状を鑑みると開催しない方がいいと考えているようだ。東京五輪に向け準備するアスリートやスタッフも大勢いるため、中止するならするで早期の決断も必要だろう。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)
対象:全国10代~60代の男女3,140名 (有効回答数)