組織委・森喜朗会長が辞任の意向 「当たり前」「五輪嫌いにならずに済んだ」の声も

森喜朗会長が、自らの職を辞任する意向を周囲に伝えたことが判明。ネットからは賛否含めさまざまな声が。

2021/02/11 13:30

森喜朗

11日、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が、会長職を辞任する意向を周囲に伝えたことが分かった。これを受けネット上では、賛否含めさまざまな意見が飛び交っている。



 

■国内外からの強い批判

3日、日本オリンピック委員会(JOC)の女性理事を4割以上にする方針に対して、「女性理事を選ぶというのは、日本は文科省がうるさく言うんですよね。だけど、女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」などと発言し、批判が殺到していた一件。

その後の謝罪会見も、”逆ギレ会見”などと揶揄され、「早急に辞任をしたほうがいい」「選手がかわいそう」「五輪が台無し」といった批判の声が国内外から向けられていた。


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■「辞任は当たり前」

問題の深刻化を受け、自身の発言の責任を取り、会長職を辞任すると周囲に伝えたことが11日に判明。この報道を受け、早速ツイッターでは「森会長の辞任」がトレンド入り。

「自らの発言の責任を取るというのは、褒められることではなく当たり前のこと」「安心した。五輪が嫌いにならずに済んだ」といった意見のほか、一方で「辞任までする必要があったのか?」といった声も。

これまで政府、IOC、スポーツ界、経済界を結ぶパイプ役として様々な調整を担ってきたとされているだけに、辞任によって、五輪自体に大きな影響があると考えている人もいるようだ。


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■この一件を機に…

また、意見の中に多かったのは「これで終わらせてはいけない」というもの。この一件を機に「ジェンダーに関する日本の歪みを正していく取り組みが必要」「IOC含めた関連組織、スポンサー企業、そうした社会構造に切り込んでいく必要がある」といったコメントが見られた。

12日午後から同組織委の理事と評議員、監事を集めた臨時会合「合同懇談会」が開かれ、そこで森会長本人からの表明があるようだ。

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(文/しらべぇ編集部・東水 壮太

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