川淵三郎氏、会長職は受諾しない意向 「もうあまりコメントしない」
川淵三郎氏が一転、会長職は受諾しない意向との報道。いったい何があったのか…ネット上では「後任指名」に疑問の声も多かった
女性蔑視発言で辞任の意向を固めた東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)が、後継として指名した、川淵三郎氏(84)が一転、会長職を受諾しない考えを示していることが12日、報じられた。
■記者団からの質問には…
川淵氏は、12日午後自宅前での記者団の「見送りになど、さまざまな意見あるがどう思うか」との質問に対し、「それはもうそういうことが出たなら、ある程度、従わなきゃいけないんじゃないの」と回答。
また、「見送りなどの話は聞いているか」との問いには「全然聞いてない。テレビで臨時ニュースでやってた」と述べていた。
さらに「森さんを相談役にという声に疑問の声があがってる」という質問に対しては、「もうあまりコメントしない。ごくろうさま」と返答し、迎えの車に乗り込んだ。
関連記事:川淵三郎氏の新会長就任にさっそく抗議の声 ツイッターではハッシュタグ運動も
■橋本五輪相「今は何も決まっていない」
なお橋本聖子五輪相は、11日午前に、森会長から電話で辞任の意向を伝えられたという。「総合的にみて、森氏が東京大会をしっかりと開催するためにどうあるべきか考えられたと思う」と明かした。
また、辞任する森会長が後任を指名するプロセスが適正かどうかについては、「組織委員会の理事会で決定をされていくこと。今は何も決まっていない状況だ」と述べるにとどめている。
関連記事:尾木ママ、森会長の後任有力の川淵三郎氏に期待 「女性重視でお願いします」
■ネット上でも疑問の声が目立っていた
SNS上では、辞任する森会長が川淵氏に後継指名したことに対して「なぜ辞める人が後任を勝手に決めるのか」といった声が。
また、川淵氏が会長職を引き受ける条件として「森氏を相談役にすること」ことを求めたことについても、「結局のところ、何もわかっていない人たち」との非難も出ていた。
・合わせて読みたい→森喜朗会長、会長職を辞任の意向 「当たり前」「五輪嫌いにならずに済んだ」の声も
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)