靴下実物入りの「指名手配ポスター」が話題 作成者に意図を直撃
靴下を探すための指名手配ポスターが話題に。作品に込められた想いとは…
■村民のリクエストがキッカケ
看護師になってからは、創作活動は一時中断したが、患者との触れ合いを通して、新たな発見や視点が広がったと話す。現在は人口約800人の奈良県下北山村在住。医師である夫の僻地(へきち)医療従事の関係でこの村に移り住んだ。
「高齢者が半分程度いる村だが、みんな優しくて、野菜や肉、魚などを持ってきてくれる」と話す。コンビニまでは、車で約40分ほどかかるそうだ。
育休中に日本で珍しい糸を使ったドローイング作品をつくり始めたのも、たまたま糸で遊んでいたときに、村の住人から「こんなものを作ってほしい」とリクエストが入ったことがキッカケとなった。
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■自由な雰囲気での充実した作品づくり
糸を使ったドローイング作品の最大の特徴は、樹脂を使って固めることができ、また柔らかいまま動きを持たせることも可能な点だ。
「大学時代と違って、自由な雰囲気で作品づくりができることが大変楽しいし、充実している」と田口氏。育休後は看護師に復帰し、病院の院内学級の子供たち等に「創る喜び」を伝えていきたいそうだ。
田口氏の作品は、とほん(大和郡山市)という本屋で、3月3日まで展示中。また、トンガ坂文庫(尾鷲市)にも常設展示している。インスタに掲載されている作品の購入ついては、SNS等で個別に相談してほしいとのことだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)