河野大臣、ワクチン副反応について「重篤な報告ない」 一方で次なる問題も

医療従事者を対象に先行接種が開始されているコロナワクチン。次の対象は高齢者だが、そこには大きな問題も。

2021/02/24 22:10


河野太郎・自由民主党・衆院議員

河野太郎行革担当相が24日午後8時から会見を行い、コロナワクチンの今後の供給見通しについて言及。順調に進捗していることを明かしつつも、「すべての方が一斉に受けられるようにはならない。相当な時間がかかる」と説明した。



■「重篤な報告はない」

ファイザーの製造拠点があるベルギーから日本へ随時送られているコロナワクチンは、12日に第1便、21日には第2便がすでに到着済で、3月1日に第3便が届く予定だ。

これらはまず医療従事者の先行接種に当てられており、実際に17日から接種が開始されている。河野大臣は副反応などの状況について「順調に進んでおり、今日17時時点で96の施設、1万7,888人の接種が終わった。アナフィラキシーなど重篤な報告はないと承知している」と説明した。


関連記事:河野太郎大臣、コロナワクチン供給の現状明かす 「スケジュールは未定」

■問題は高齢者

医療従事者の次は、高齢者への接種にターンが移る。明確な日時については「高齢者における優先接種の対象者は3,600万人と非常に規模が大きい。先ほど総理からも発表があったが、4月12日から高齢者向けの優先接種をスタートしたいと思う」と明言。

「ワクチン量は限られているので、まずは数量を限定して全国で接種をスタートさせたい。当初は数量限定だが、それを通じて配送、システム、会場運営などの段取りを丁寧に確認していきながら、高齢者に対する接種を円滑に、そして徐々に拡大していきたい」と強調した。

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■4月26日に全国へ
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