埼玉県の中学生700人が給食で食中毒 原因となったウェルシュ菌の正体を直撃
大規模食中毒を発生させる別名給食病の正体とは。その予防ポイントについても聞いた。
■「給食病」の異名も
東京都健康安全研究センターによると、土や水の中、健康な人や動物の腸内など自然界に幅広く生息しており、特に牛や鶏、魚が保菌していることが多いという。この細菌は熱に強い芽胞を作るため、高温でもウェルシュ菌の芽胞は死滅せずに生き残る。
一度に大量の食事を調理した給食施設などで発生することから給食病の異名もあり、患者数の多い大規模食中毒を起こす特徴がある。
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■前日調理を避ける
食べる日の前日に大量に調理された煮込み料理を、大きな器のまま室温で保存した場合に発生が多い。ウェルシュ菌による食中毒の予防ポイントは、前日調理を避けて、加熱調理したものでもなるべく早く食べることが大事。
また、やむをえず保管するときは、小分けにしてから急激に冷却することが必要だ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)