癌の余命宣告をしてほしい? 年代で意識が異なる結果に
癌の余命宣告について調査してみると、年代ではっきりと意識に差があった。
■望まない人の声は
余命宣告を望まないと話すのは、20代男性のNさん。
「突然余命を宣告されたら、多分生きていく気力を失ってしまうと思う。たとえ自分の生命力の衰えを実感する生活が続いたとしても、『いつ死ぬ』とは言われたくない。
前向いて生きられる要素が全てなくなってしまうように思える。ただ実際自分が病魔に冒されたら、『また違う感じ方になるのかな』と、思う」
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■「してほしい」人の声は
50代女性のAさんは余命宣告を望むという。
「自分が死んだ後、子供に財産を残してあげたい。相続税などもかかりますし、どうしても治らない病気なら、宣告してもらって、その準備に入りたい。
歴史的に見ても、死んだ後に争いが起こることは多々ある。無用な揉め事を避ける意味でも、余命は伝えてもらいたい。ただ、自分がいざそのときになったら、宣告されたくないと感じるかもしれない」
本調査では6割が「望む」と回答した余命宣告だが、「そのとき」になって見ないとわからない部分もある様子。なるべくそのような状況にならないよう、日々の健康管理に気をつけたい。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代の男女3,140名 (有効回答数)