東京都、6日のコロナ新規感染者は293人 土曜としては今年最少も下げ止まり続く
先週土曜からは44人減少。しかし、1週間移動平均の前週比は99.3%と「ほぼ減少していない」ことがわかる。
東京都福祉保健局が発表した6日15時時点の東京都内の新型コロナウイルス新規感染者数(速報値)は、293人となった。重症者数は前日から2人増えて51人、65歳以上の新規感染者数は4人減って70人だった。
■1週間前から44人減
2021年以降の土曜日の推移を見てみると先週は10人増加していたものの、2月27日と比較すると44人増となった。土曜日としては今年最少を記録した。
なお、前日と比較すると8人の減少となる。
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■移動平均はほぼ100%
ただし、直近7日間の移動平均は267.3人で対前週比99.3%。8日ぶりに減少したがほぼ100%に近い数字であり、減少が停滞している実態が伺える。
また、年代別では、20代が最も多く68人、40代が44人、30代が43人と続く。男女別では男性147人に対して女性は146人。参考となる3日前(3月3日)のPCR検査実施件数は、7,101件と発表されている。東京都の累計感染者数は113,218人となった。
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■解除基準にはほど遠く
1都3県では緊急事態宣言が2週間延長されており、減少しきらない状況に対してネット上では「これ以上は下げ止まりか」といった苛立ちの声、また「頑張るしかない」といった書き込みも目立つ。
また、緊急事態宣言解除の目安に対しても「ここから2週間で140人まで減らしていくのは難しいのではないか」といった悲観ムードも見られた。
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(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)