菅首相、緊急事態宣言延長の理由を説明 「2週間は必要な期間」
首都圏における緊急事態宣言の2週間延長が決まった。その理由について菅義偉首相が緊急会見で説明を行った。
■まだ「安定的」ではない
やや歯切れの悪い首相の答えに、同席していた尾身氏が補足する。
「前から解除の条件として示していたものは、じつはクリアしている。感染数はステージ2までいっているし、医療体制の負荷もステージ3になってステージ4を脱却した。しかし、まだまだ安定的な改善の方向には行っていない。もう少し頑張る必要がある」(尾身氏)。
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■首都圏ならではの問題点
さらに首都圏だけが延長された理由について「首都圏の特殊性というものがある。(他の地域と比べると)首都圏は感染の数も違うし、地理的な問題、人口数、さらに歓楽街などコミュニティが他の地域より多く、所帯も多い。多くの場合はクラスター元がわかることが多いが、首都圏においては感染クラスター源がわからないことが多い」と解説。
「従ってリバウンドを起こす可能性が他の地域より高い」と尾身氏は結論づけた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤星生)