生きものを愛するデザイナーが作ったサワガニピアスが話題 人気の秘訣を聞いた
生きものにこだわってアクセサリーづくりを続けるわけとは。作品に込められた想いを直撃
甲らの幅は約2.5センチで、汚れのない水質を好み、主に山間部の渓流にすむサワガニ。水のきれいな川にしかすめないカニで、水の良し悪しを見極めることにも使われる。そのサワガニをモチーフにしたピアスが大きな話題を呼んでいる。
■東日本大震災がキッカケ
「Nina」代表の小田氏は、スタッフ4人で生きものアクセサリーに特化した製作・販売を行っている。小田氏の以前勤めていた会社は、2011年の東日本大震災がキッカケとなり、業績が悪化。
そんな中で「これからの時代は手に職をつけたほうが良い」と決意し、もともと興味があったアクセサリーづくりを始めた。専門的な教室にも通い、技術を高めていった。勤務していた会社の倒産を契機に、本格的に作家活動を開始し、2021年に法人化。
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■生きものアクセサリーをつくる訳
小田氏は小さい頃から、生きものが大好きで、サワガニ採取などを趣味にしていた。ただ、現在の環境破壊が進んでいることを憂いている。そのため、近所の池を整備するなどの環境保全活動にも積極的に取り組んでいる。
生きものアクセサリーを今までに約1,000種類つくり続けてきたのも、「多くの人が生きものに興味を持ってほしい」との想いからだ。小田氏の近所の池周辺では、建設業者がモルタルを不法投棄していく事件も起きた。
「そこに住んでいる生きものが死んでしまうということに想いをはせれば、そんなことは決してできないはず」と小田氏。
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■ピアスの一番人気はみつばち
真鍮(しんちゅう)を材料にしてつくりあげるピアス等は、実際の生きものを観察しその写真を何枚も撮り、それを見ながら完成させていくそうだ。ピアスの一番人気は、みつばち。