横浜の寺院から自動車が転落し消防車両6台出動 現場の状況を住職から聞いた
車両ががけから危機一髪状態に。消防隊が必死の救出作業。
10日午前11時頃、横浜市神奈川区鳥越にある孝道山という寺院の敷地内から車両が転落した。しらべぇ取材班は、現場の状況を消防や住職、目撃者から聞いた。
■がけから危機一髪状態
横浜市消防局によると、午前11時05分に現場付近の通行人から「車両ががけから落ちそうになっている」という119番通報が入った。消防車両5台と救急車1台が出動し、運転者の救出にあたった。午前11時23分に救出されて病院に運ばれたが、胸を打つ軽いけが。
どうしてこうなった?
寺からダイブ(*´∇`*) pic.twitter.com/XAwnLgdxam— you@UE横浜川崎 (@you201111) March 10, 2021
現場周辺では規制線が貼られて、一時騒然とした。警察が詳しい事故原因を調べている。
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■高台にある寺の敷地から
現場となった「孝道山」は東急東横線東白楽駅近くの高台にあるため、横浜ベイブリッジも一望できる。見晴らしの良い場所として地域の人々に親しまれている。
住職はしらべぇ編集部の取材に対して、「寺に訪れた人が敷地内から誤って車両ごと落ちてしまった。運転者が病院に運ばれたため、詳しい事故原因は今のところわからない」と話し、「車両はレッカー車に引き上げてもらっている」と述べた。
目撃者のyouさんは「自分も何故このような経緯になったかは分からない。おそらくアクセルの踏み間違いでしょうけどね」と話す。
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■死者の約6割が高齢者
警察庁によると、2020年の全国の交通事故による死者は2839人で、前年より12%減った。1948年以降最少で、2000人台は初めてで、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛が影響したとみられる。また、交通事故件数は30万9000件(速報値)と前年より2割近く減った。
月別の事故死者数では、2月以外のすべての月で前年を下回った。緊急事態宣言が出された4月は前年比2割減の213人で、宣言解除後の下半期も毎月13~29%減少。死者数のうち、65歳以上の高齢者の割合が56%を占め、1966年の統計開始以来、最も高かった。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)