サメ映画愛する「午後ロー」が25周年 番組Pが明かす「史上最大の思い出」とは?
カルト的人気を誇る「午後のロードショー」が放送開始25周年を迎えた。同番組プロデューサーにこれまでのマル秘エピソードを振り返ってもらった…!
1996年に放送を開始した映画番組『午後のロードショー』(テレビ東京、以下午後ロー)が今年4月で番組誕生25周年を迎える。
平日午後(13時35分から放送)の帯番組のため、放送回数はこの25年でなんと5,000回以上。一体どんな視点でこの膨大な映画作品をチョイスしてきたのか、番組プロデューサーを直撃した。
画像をもっと見る
■午後ローの思い出
しらべぇ記者が若手時代、ほぼ毎日昼食を誘ってくれる上司がいた。場所は毎回繁華街の裏通りにある古ぼけたスナック。会社の愚痴を聞きながら、時に説教を食らいながら800円の日替わり定食を黙々と食べる。
カウンター越しには年季が入った小さいテレビ。そこには毎日この番組が映し出されており、時に怒声を浴びせられつつも「なんだこのヘンテコなヘビが出てくる映画…」と呑気に眺めていたものだった。
関連記事:スタジオジブリ最新作『アーヤと魔女』 放送直前スペシャルが12月29日放送
■名作からB級作品まで
ある人は休み時間の休憩室で、ある人は会社を休んでベッドに横たわりながら…午後ローはあらゆる映画ファンにとって心のオアシスなのだ。
特徴は選ばれる映画タイトルのセンスで、『ポセイドン・アドベンチャー』や『ボディガード』『荒野の用心棒』といった新旧の名作、人気作、さらにはアカデミー賞ノミネート作品が放送されたと思ったら、次週にはサメやワニ、ヘビが暴れ狂うとんでもないB級パニック映画が放送されたりする。
そのバラエティに富み、やや破天荒な作品チョイスは映画の楽しさを追求し続ける番組製作陣の努力の結晶でもある。