日本一オタクを怒らせた柱 思わぬ活用法に「ナイスアシスト」と評価爆上がり
長らくに渡って秋葉原のオタクたちを憤慨させてきた「ある柱」が、ここに来て「最高の仕事をしている」と、話題を呼んでいる。
■史上稀に見る「ナイスアシスト」
秋葉原のアトレ1では現在、人気作『ゆるゆり』『大室家』とのコラボを3月末まで実施中。
様々な場所にキャラクターのポップなオブジェが設置されており、作品を知らずとも思わず目が吸い寄せられてしまうこと間違いなしである。
やはり例の柱があるエリアでは、どう頑張っても何らかのキャラに柱が被ってしまうのだが…ここで注目したいのが「ラジオ会館」側からの写真撮影。こちらの建物を背にしつつ撮影場所を調整すると、左右のお団子ヘアがトレードマークの『ゆるゆり』主人公・赤座あかりが柱で見切れてしまうショットが撮影できるのだ。
この現象に対し、原作ファンからは「これはナイスアシスト」「完全に狙ってるだろ」「柱さんが良い仕事しすぎで笑った」「アッカリーン」といった興奮の声が相次いでいる。
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■作中随一の不遇キャラ
『ゆるゆり』を知らない人のために解説しておくと、あかりは同作の主人公ではある…のだが、如何せん影が非常に薄く、ファンだけでなく公式からも「空気」認定されている不遇ぶりが特徴。
その不遇さは原作漫画コミックスの表紙に顕著に現れており、1巻ではどの主要キャラクターよりも大きく描かれているものの、続く2巻の表紙では突如モブキャラ並にサイズ感が小さくなりだす。
4巻に至っては他キャラの髪であかりの顔が見切れてしまい、5巻ではようやくアップのイラストで登場と思いきや「コミックスの帯」を付けると存在が抹消されてしまうという不遇ぶり。
漫画のカラー回ではあかりが現れた途端に停電が発生し、なぜかあかりの登場するコマだけ真っ暗になってしまうなどの珍事も起こっており、公式でも「影が薄い」と明言されてしまっている。
そんなあかりだけに「柱に消されてしまう」という事態は、まさに最高のファンサービスと言えるのだ。
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■現地へ行ってみると…
記者が実際に現地へ赴いてみると、やはりこちらで写真を撮る際は「あかりが柱で見切れる」スポットから撮影する人が多く感じられた。日頃忌み嫌われていた存在の柱を、ここまで上手く活用する公式の粋な計らいは「流石」の一言である。
【ゆるゆり×大室家/一迅社宣伝】
\🌷7日目🌷/
『ゆるゆり×大室家×アトレ』コラボがアトレ秋葉原にて大好評開催中🌸本日、コラボショップは整理券制となっております。※14:00よりフリー入場となる予定です。#yuruyuri #OMRK pic.twitter.com/8SvBlqkeyL— 一迅社の宣伝課です。 (@ichijinsha_info) March 21, 2021
「ただの偶然なのでは?」と感じる人もいるかと思うが「一迅社」宣伝課のツイッターも、こちらの写真をアップする際は、あかりが見切れる構図で撮影している辺り、やはり最高のセンスと認めざるを得ない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)