政府調査委員会、「今後1週間程度M7程度の地震に注意」と警告 担当者に見解を聞いた
「今後も長期間にわたって、強い揺れや高い津波に見舞われる可能性がある」と地震調査委員会
政府の地震調査委員会は、宮城県で最大震度5強を観測した20日の地震について「今後さらに強い揺れをもたらす地震が起きる恐れがある」と指摘。しらべぇ取材班は担当者に見解を聞いた。
■震度1以上が26回発生
3月20日午後6時09分に、宮城県沖の深さ約60キロでマグニチュード6.9の地震が発生し、宮城県内で最大震度5強を観測した。この地震は、日本列島の下に沈み込む太平洋プレートと陸側のプレートの境界で起きた。
1978年に起きた「宮城県沖地震」(マグニチュード7.4)の震源域の一部と重なる可能性があり、断層の一部を破壊した恐れがある。22日午後6時までに、最大震度1以上の地震が26回発生するなど、地震活動は継続している。
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■気象庁も注意喚起
気象庁は、調査委の見解を受けてツイッター上に「地震発生から1週間程度、最大震度5強程度の地震に注意するとともに、さらに強い揺れをもたらす地震が発生する可能性もあるので注意が必要」と投稿。
【お知らせ】(R3.3.22)20日の宮城県沖の地震について、地震調査委員会で、「地震発生から1週間程度、最大震度5強程度の地震に注意するとともに、さらに強い揺れをもたらす地震が発生する可能性もあるので注意が必要」と評価されました。#いのちとくらしをまもる防災減災https://t.co/qAV78jQBZw
— 気象庁 (@JMA_kishou) March 22, 2021
返信欄には「備えは大事ですね」、「3.11の数日前にも地震があった」といった声が寄せられている。