政府調査委員会、「今後1週間程度M7程度の地震に注意」と警告 担当者に見解を聞いた
「今後も長期間にわたって、強い揺れや高い津波に見舞われる可能性がある」と地震調査委員会
■周期が早まるという研究も
宮城県沖地震は東日本大震災前は30年から40年の周期で起きていたが、震災によって断層に加わる力が変化し、ひずみがたまりやすくなり、間隔が早まる可能性があるという研究もある。
地震調査委は、「今後も長期間にわたって、東北地方太平洋沖の余震域や内陸を含むその周辺で規模の大きな地震が発生し、強い揺れや高い津波に見舞われる可能性があることに注意が必要」としている。
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■東日本大震災の余震にも注意が必要
しらべぇ編集部の取材に対して担当者は、「今回の震源の近くでは、マグニチュード7クラスの地震が今後30年以内に高い確率で起きる」と話す。
また、東日本大震災の余震に今後どれくらい注意し続ければいいのかについては、「観測体制が整ってからのマグニチュード9クラスの地震は、東日本大震災以外では2004年に発生したスマトラ島北部西方沖地震しかない」と語る。
「スマトラ島沖地震では、約11年後に周辺域でマグニチュード8.6とマグニチュード7.8の地震が発生している。16年経過後もマグニチュード5以上の地震発生数は、2004年以前より多い状態。16年後より先については、正直データがない」と述べた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)