東京女子が松山市でワーケーション体験 都会疲れからの解放と仕事が両立
東京から飛行機で1時間半の松山市。意外にも知られていないワーケーションにはぴったりの場所なんです。
■松山のミシュラン鮨とバーで贅沢な夜を満喫
お湯につかり、身も心もほぐれてきたところで、松山市内にあるお鮨屋さん「鮨の間」に。ミシュランに選ばれたお店だそう。店内はモダン×和が融合したような綺麗な内装で、海老蔵そっくりのイケメン大将がお鮨を握ってくれました。私は前菜からスタートするコースを選び、お酒を楽しみながらお食事をスタート。
前菜を楽しんだ後は、瀬戸内のお魚をふんだんに使用した握りを。1品1品が新鮮かつとっても繊細な味わいで、贅沢なひとときでした。お腹もいっぱいになってきたところで、地元では有名なバー「Bar Epitaph(バーエピタフ)」をご紹介していただいたので、向かうことに。
60年代あたりのJAZZと70年代あたりのROCKを中心に幅広く音楽を楽しみながらお酒を楽しめる大人のBARです。おすすめされた地元の柑橘を使ったカクテルを注文し、オレンジの香りと酸味を楽しみました。松山での1日の終わりを感じます。
2杯目はいちごのカクテルを。目の前で作っている工程を見ていたのですが、フレッシュないちごを丸ごと使っていて、とっても美味しいかったです。仕事終わりにこういった名店がたくさんあると、疲れも癒されますよね。
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■面白グルメやリーズナブルでオシャレな店も
また、松山市の魅力はこういった高級なお店があるだけではありません。たとえば今回訪れた道後温泉では、みかんジュースでご飯を炊いた『みかんおにぎり』など、面白グルメも。これでユニークなだけでなくちゃんと美味しいのだからすごいです。
また、薪窯でナポリピッツァを提供する『ピッツェリア マルブン』は、地元の方にも大人気のお店です。
東京のオシャレな店にも負けないレストランがたくさんある松山市、美味しい食事ができない…といった心配はないでしょう。
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■長期滞在向き!里帰りしたような安心感と居心地の良さ「麦宿 伝」
最後の宿泊施設「麦宿 伝」に。1階はバーとクラフトビール醸造所、2階には4部屋の宿泊施設を完備したゲストハウス。こちらのゲストハウスは長期滞在してる人も多いとのこと。入口に入った途端、雰囲気の良い店主が迎えてくれました。
重たいキャリーを抱え、12畳近くの広い部屋に到着し、すぐさま布団を敷きました。実家に帰ってきた感がすごい…。机も大きくてPCなど思いっきり広げられます。近くにはコンビニもあるので、夜お腹がすいたときなどにさっと買ってこれるのもワーケーションには最適。
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■懐かしい雰囲気でリラックス
廊下も懐かしい雰囲気があります。仕事疲れの中で、ぼーっとしたい気分のときのこの光景は落ち着きます。2日3日ではなく、1か月近く滞在したくなるような落ち着きがあります。
この日は1階で、カレーのケータリングを提供していました。カレーと一緒に店主がつくるビールを片手に地元の人は勿論、宿泊者の人で和気あいあいとした雰囲気でした。見知らぬ土地でワーケーションした人にはこういう温かい空気を感じられる場所は良いですよね。
最終日は、帰る際に店主がタクシーを手配してくれたり、お部屋まで店主のお子さんが迎えに来てくれたり、やさしさを感じられる宿でした。
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■松山市はデトックスできる最高のワーケーション場所だった
松山市はとても快適で、美しい景色・温泉などリラックスできる場所・美味しい食事がすべてアクセス良い場所に揃った素晴らしいところでした。都会疲れをしていた私にとっていつもとは違う風景で過ごすことは、とてもデトックスされる時間になりました。
ちなみに、家賃も全国トップレベルで安いそうです。ワーケーションではなく、移住やワーケーション用のアパートを借りるのも良いなと思いました。ワーケーションにはぴったりな穴場でもある松山市。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・加賀谷玲奈)