清塚信也&鈴木愛理『クラシックTV』スタート 音楽の魅力に迫る
清塚信也と鈴木愛理がMCを務めるNHK・Eテレ『クラシックTV』がスタートする。4月1日の初回は今井翼が登場。
■お笑い芸人も呼びたい
―――今後扱いたいテーマ、ゲストにお呼びしたい人はいますか?
清塚:クラシックというのはジャンルではなく、音楽そのものの歴史やルーツをクラシックと考えています。どの音楽にも当てはまるので、この番組は誰にでもゲストを迎えられる強みがあるな、と自負しています。
なので、お笑い芸人さんをお呼びして、「全然クラシックなんて申し訳ないです~」なんていう方に「いや、そう思うでしょ?」って切り込んでいきたいです。必ずどこかにクラシックの影はあるので、「人」にアプローチできる番組です。
鈴木:アイドル関連のテーマですね。クラシックには詳しくはないですけど、アイドルを15年やってきたので、その体験をもとに感覚とか感想を言えると思います。
クラシックをアイドルと比べ合わせるとどこが似ているのか、あえてアイドルの方を呼ぶとか、アイドルの曲を作っている方を呼ぶとか、そういうふうにしても面白いと思います。
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■宝探しみたい
―――番組の見どころと視聴者へのメッセージをお願いします。
鈴木:私はクラシックの第一印象は、知識がないし難しそう、コンサートも堅苦しそうで観に行ったことがないし、どんな服を着ていったらいいか分からないし、どうしようと思うような、足を踏み入れるのに勇気がいるものだという印象でした。
ふたを開けると学校では教えてくれない、上澄みの部分だけを見ているだけで知らない面白い部分が、宝探しみたいにうわぁうわぁ! と出てきます。そういう側面から覚えたほうが、小さい頃記憶に残った印象があります。
これまで触れてこなかった新しい側面に触れられる、ビギナーも入りやすい番組になっています。チャンネルを付けたら笑いながらご覧いただける時間になると良いなと思います。ぜひご覧ください。
■腑に落ちる快感を
清塚:クラシックというのはある意味「倉庫」のようなものであって、確固たる音楽ジャンルを象徴した言葉ではないと思うんです。どんな音楽も古くなっていくとクラシックになります。
つまりすべての音楽がクラシックには入ってくるので、ポップスが好きな方、洋楽が好きな方、J-POPが好きな方、ジャズ、クラシックいろいろなジャンルが好きな方がこの番組を見ても、いつか必ず自分に合った回が見られます。
生活の一部として音楽を感じている人すべてがこの番組を見てくれることで、あるあるネタの漫才とかコントを見たときに「あー、あるある!」と腑に落ちちゃうような、ぴったりとはまった感覚を、音楽をもって感じてもらえると思います。
その腑に落ちる快感、自分の好みや生活に入っている音楽と歴史が結びつく快感をぜひ体感してほしいです。
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(文/しらべぇ編集部・しばたけろこ)