「裏切っている感じが僕も好き」 崎山蒼志、新曲『逆行』に込めたこだわり
ドラマ「賭ケグルイ双」の主題歌に起用された崎山蒼志にインタビュー。制作の裏話から最近のトピックについて語った。
■「裏切っている感じが僕も好き」
———今回書き下ろした楽曲「逆行」は、疾走感があり情熱的なサウンドでとても聴き応えがありました。テーマやコンセプトを教えていただけますでしょうか。
崎山:とにかく今回の「賭ケグルイ双」であったり、『賭ケグルイ』という作品全体にインスピレーションを受けて書きました。作品も見たのですが、めっちゃ面白くて没入しましたね。
なので、曲の大枠の部分は難航することなく書けました! もちろん、AメロBメロ、歌詞などはドラマ製作サイドの方と探り合ってすり合わせてみたいな作業はありましたが。
それぞれのキャラクターが魅力的なのですが、特にインスピレーションを受けたのは早乙女芽亜里役の森川葵さんの表情。あと、随所にある狂気じみた描写とかユーモアや弱さといった緩急をつけてみたりしてて、作品を曲作りに活かせたんじゃないかなと。
——— ツイッターで今回の楽曲制作について「とっても楽しかったです」とありましたが納得です。なお、こだわったポイントなどはありますでしょうか。
崎山:全体を通すと「落ち着くとこ」と「落ち着かないとこ」があるのですが、そこを意識して聴いてもらえると嬉しいですね。「この次に何が来るのかな?」を裏切っている感じが僕も好きだし、聴き所なのかなと思っています。
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■駆け引きは苦手だけど…
——— 今回のドラマ「賭ケグルイ双」はギャンブルにまつわる作品ですが、崎山さんは駆け引きや勝負事などは得意でしょうか。
崎山:皆無に等しいですね(笑)。ライブのような場面で集中するというのは意外と大丈夫ですけど、「真っ向対決だ!」的なものはすごい弱いタイプだと思います。
———そうなのですね(笑) ちなみに、人生において最も「勝負したな」と感じた出来事はなんでしょうか。
崎山:音楽を作って聴いてもらって、どんな反応があるのかというのは、ある意味毎回勝負かもしれませんね。あと、短距離走ってあるじゃないですか? 小学校から中学校にかけては陸上部に負けないくらい速くて。市の陸上の大会とかで陸上部と勝負していましたね(笑)