”野菜の王様”もやしを美味しく食べられる超簡単な方法が話題 メーカーを直撃した
水だけで栽培されるもやし。地域によって流通している種類が違うことも特徴。
総務省小売物価調査によると、2020年もやし1キロの全国平均価格は171円。スーパーで一般的に売られているのは1袋200グラムのため、単純計算すると、1袋約34円だ。
この価格は40年前より安い値段で、コロナ禍で困窮する学生が、もやしを食べてしのいでいるのもうなずける。そんな中、家計にも優しく栄養価も高いもやしを「簡単においしく食べられる方法」が話題を呼んでいる。
■袋に小さな穴を開ける
関東でもやしナンバーワンのシェアを誇る富士食品工業(群馬県板倉町)によると、工場で袋詰めされ、スーパーなどに並んでいる状態でも、もやしは生きているという。植物のため、呼吸をしているのだ。
そのため、もやしを買ってきたら袋につまようじの先で小さな穴を開けることで、もやしの呼吸を助け、劣化を最小限に抑えられる。これがもやしを「超簡単においしく食べられるコツ」だ。
「冷蔵庫で保管する場合には、野菜専用室よりも、もやしにとって好適温度である3~5℃に近い冷蔵室で保存することがオススメ」と担当者。富士食品工業では消費期限を製造日+3日と定めており、製造日の翌日朝には、店頭に並んでいる。
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■もやしは3種類
もやしの種類は大きく分けて、3つある。近年最も生産量が多く市場に出回っているのが「緑豆(りょくとう)もやし」だ。春雨の原料である緑豆を発芽させてつくるが、軸は太めで食べごたえがあり、みずみずしい食感が楽しめる。