「もうブラック職場とは言わせない」 教員募集サイトが話題の北九州市教委に聞いた
「働きかた改革」を掲げるもなかなか進まない学校教育現場。その実態とは…
教師のなり手不足が顕著になってきた昨今。2020年に実施された小学校教員採用試験倍率が北海道で1.3倍、北九州市も1.4倍など、近年まれにみる低倍率となっている。危機感を抱いている北九州市教育委員会の斬新な取り組みが話題を呼んでいる。
■魅力発信PR動画を作製
北九州市は、教員採用情報専用サイトをリニューアルし、教員の魅力発信に努めている。
昨年は「北九州市やりすぎ教師サポート体制」をPRする動画を作成し、YouTubeに投稿した。
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■月2日しか定時で帰れない
また「もうブラック職場とは言わせない」をテーマに、数々の施策を実施中だ。2020年には学校閉庁日を年間7日設定し、月に2日以上の定時退校日を設けた。部活動休養日も原則週2日以上とし、部活動指導員を活用しながら、教員の働き方改革を推進していく方針。
SNS上では「月2日しか定時で帰れないのか」といった声があがっているが、北九州市教委の採用担当者は「あくまで月2日『以上』で、学校によっても状況は違う」と話す。