「学生食堂半額・学食無料券配布」などの昼食支援が話題 大学にその狙いを聞いた
「健康で学びをあきらめない人材を、社会に送り出したい」という大学側の想いを聞いた
■昼食を食べずに帰宅
昨年の秋学期では、対面授業にやってきても、昼食を食べずに帰宅する学生が相次いだ。大学側は、「会食を避けることと、経済面の両方を考慮してのではないか」とみている。
学生食堂は学生たちが集う貴重な場所であり、学食無料券を配布することで、活気を呼び戻したいという想いが大学側にある。
担当者は、「学生食堂ではアクリル板設置や消毒、座席の距離を取るなどの万全の対策を取る。食事後はマスクをした上で、学食時間を過ごしてほしい」と話す。
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■学食で積極的アルバイト採用
千葉商科大学では、学生食堂で積極的に学生アルバイトを採用し、生活面の支援を行っている。また、学生及び卒業生が経営する2つの「ベンチャー学生食堂」も大好評だ。
学生時代は無料で店舗を借りることができ、飲食店経営のノウハウを学べる。今年大学院を卒業した学生は、男子学生が大喜びのボリュームある満腹メニューを提供。大学院の女子学生は、彩りあふれるおかずなど、女子ウケするヘルシーメニューを提供中だ。