小池百合子都知事、広告費批判したカンニング竹山に異例の猛抗議　山本太郎氏は竹山擁護

■山本太郎氏は小池知事を揶揄

筆者は、れいわ新選組の山本太郎代表に、4月2日の会見で、この件について見解を問い質した。

山本氏は、「1800万円の制作で高級な番組を作ったんでしょうか？　徹子の部屋みたいなセットで。竹山さんが事実誤認は訂正したのに抗議するっておかしいですね」と竹山を擁護。

「4.7億円の広告の効果はあるのか？　そりゃ、小池さんにとっては自分自身の宣伝ですからあるでしょう。コロナをどう封じ込めかの宣伝でなく小池さんを売り込むための広告なんですから。（広告で）『密を避けましょう』とか言って、そんなこと分かっているわって話です。そもそも小池さんのYouTubeを誰が見るのかと」と語り、小池氏の都公式YouTubeを会場スクリーンに映した。

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■数百回再生の動画も

山本代表は「小池さんが英語で注意喚起している動画。再生回数は269回。小池知事のコロナシリーズ60回目は807再生。コロナにかかった芸能人を招いての対談動画が2026回」と列挙。

「いやあ、すごくよく見られていますね（笑）こりゃあ、制作費1800万円かける価値はありますわ」と再生回数の少なさをネタに小池都知事を皮肉った。

山本氏が「マジメにやっているのがアホみたくなってくるわ、ホンマに。こちらはヒーヒー言いながら作っているのに」と話すれいわ新選組は、自前で動画を制作しているという。

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■「抗議より他にやることが」

山本代表は小池都知事が抗議したことについて「これで火がついたら、あかんなあと思って抗議したんでしょうね。でも、芸人さんが肌感覚的に、情報を入れた上で発言した。こんなことで抗議するなんて、もっと他にやることがあるだろう」とコロナ無策の小池都政に注文。

会見を中継で見ていた視聴者からは「竹山さんに太郎さんが弁護したことを伝えたい」「小池知事の化けの皮が剥がれた」といったコメントが寄せられていた。

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（取材・文／France10・及川健二）