衝撃のドキュメンタリー『AGANAI』 さかはら監督がユーモアを交えて語る
映画『AGANAI 地下鉄サリン事件と私』のさかはらあつし監督が『活弁シネマ倶楽部』に出演。ユーモアを交えて語り合う。
■彼の人生を変えてしまったかも
映画の中では、このときのヤジを荒木氏が覚えていたことも明かされており、監督は「あれは僕以外にも言ってたはずなんです。でも謝りましたね。僕の言葉がきっかけで、彼の人生を変えてしまったかもしれない」と語った。
また、荒木氏との共通点の多さについては「結局は同時代を生きているということですよ。その時代を生きていて、いろんな流れがある。生まれた環境などから、偶然にも出会うことになった。そういうことだと思います」と述べた。
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■限界を超えている
今なお後遺症に苦しむ被害者が、加害者側の人物と連れ立って旅をしながら対話するという異色作に、徐氏は「これまで観てきたドキュメンタリーとは違って斬新。ドキュメンタリーの限界を超えていると思います」と評している。
重く大きな主題を扱った作品でありながら、さかはら監督のユーモラスな人柄によって、また別の主題が見えてくる。そんな監督の生の言葉を聞くことができる、映画ファン必見の回となりそうだ。
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(文/しらべぇ編集部・しばたけろこ)