リーグ最下位のDeNAが勝ちきれない理由 リーグワーストのある指標にあった
三浦監督も頭を悩ませる中継ぎ投手の運用。しかし、今後はバリエーションに富んだ起用法も?
横浜DeNAベイスターズは7日、敵地・バンテリンナゴヤドームで中日ドラゴンズに3対1で敗戦、今季初の3連勝とはならなかった。
チームがうまく流れに乗れない理由は四球の多さにある。
■エラーで主導権を奪われて敗戦
先発の入江大生投手は2回、2アウト1、2塁のピンチにロジンバックを拾おうとしてボークを犯す。その後サードゴロに打ち取ったと思いきや、宮﨑敏郎内野手の送球エラーで2失点。それでも、5回3安打3奪三振3失点(自責点1)と先発投手の役割をはたした。
変わった三上朋也投手は、2回0安打2奪三振0失点と完璧な投球。8回を投げた石田健大投手も1回1安打2奪三振と復調気配をみせる。投手陣の内容自体は悪くなかっただけに、2回の2失点で中日に主導権を奪われたのが重く響いた。
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■リーグワーストの四球数
開幕から失点を重ねてきた投手陣だが、ここ3試合は7失点と試合を作っている。しかし、気になるのは四球の多さで、セ・リーグワーストとなる45個(4月7日時点)を記録。5位の東京ヤクルトスワローズが34個ということを考えると、ダントツの与四球数なのだ。
7日の中日戦の失点も、先頭打者(ダヤン・ビシエド内野手)の四球から始まっている。これ以外にも四球絡みの失点は多く、チームが流れに乗れない原因の一つとなっているのは確か。被安打自体は91安打でリーグ4位だが、チーム防御率は4.97で最下位(5位のヤクルトは防御率4.04)という結果に。