大阪・豊中市の小学校教職員16人が新型コロナ感染 教委に詳細を聞いた
教職員16人の新型コロナウイルス感染で当該校は23日まで休校に。
大阪府豊中市の市立新田(しんでん)小学校に勤務する教職員16人が、新型コロナウイルスに感染していることがわかった。この件がツイッターで一時トレンド入りするなど、不安が広がっている。しらべぇ取材班は、豊中市教育委員会に詳しく話を聞いた。
■教職員全員が濃厚接触者
学校教育課によると、少し前から体調不良を訴えていた教職員1人が、かかりつけ医でPCR検査を行ったところ、9日(金)に感染が確認された。また、同時期に体調不良だった教職員3人の感染が10日(土)に判明。
教育委員会は保健所と相談の上、教職員全員(60人)にPCR検査を実施したところ新たに12人が感染していることがわかった。残りの44人は陰性だった。この44人は濃厚接触者と保健所が判断し、23日まで自宅待機となった。
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■児童5人が濃厚接触者と判断
この小学校の全校児童は875人で、うち教職員と接触度合いが強かった5人が濃厚接触者と判断された。この5人についてはPCR検査を実施する。
新田小学校の入学式は8日(水)で、9日が始業式。10日から授業がスタートしたが、両日ともに午前中に児童は帰宅しており、給食も実施されていない。
なお、マスクを外して行う体育の授業や給食もなかったという理由が、濃厚接触者5人にとどまった判断根拠だという。現在のところ、全児童に体調不良などはでていない。
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■当該校は23日まで休校
教委は保健所の要請を受けたことで、新田小を12日から23日まで休校とし、職員室などの消毒を13日に実施。また、突然の休校となったことで、児童には休校期間中の課題などの配布ができていないため、「何かできることがないか」現在教委が検討中。
また、市内の小中学校全58校の児童・生徒・教職員に対して「体調不良の場合は学校を休むこと」、また「学校に来る前の検温の徹底」を改めて要請した。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)