日本医師会・中川会長が会見 まん防ではなく「早期の緊急事態宣言発令」
日本医師会の中川俊男会長が記者会見を行い、「全国的に危機感と緊張感を醸成しなければならない」と訴えた。
■厳しい内容にならざるを得ない
緊急事態宣言を発令する場合には「昨年4月の第1回目の緊急事態宣言時のような広範囲で強い自粛と外出制限を要請する覚悟のいる厳しい内容にならざるを得ない」とし、「全国的に危機感と緊張感を醸成しなければならない」と訴えた。
また、変異株についても国立感染症センターが「国内で持続的に感染が拡大した場合には、従来と同様の対策ではこれまで以上の感染者数の増加に繋がり、医療提供体制と公衆衛生を急速に圧迫する恐れがある」との見解を示していることを挙げ、「変異株の小児の集団感染もみられ、特定の年代に限らず、感染の可能性が従来株よりも高いとみられる可能性がある」とも解説した。
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■具体的な感染対策は
具体的な感染対策としては、「(変異株であっても)今まで通り3つの『密』を避けること」「とくに室内の換気を頻繁にすることが重要」とし、マスクについては、「マスクをしていてはどうしてもできない動作以外は、決してマスクを外さないという心構えが大事」と指摘。
手洗いについても「初心に返って徹底しなければならない」と今一度、感染対策の徹底を強く呼びかけた。
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■ワクチン接種まで感染防止対策を
ワクチン接種についてはワクチン供給が進んでいない状況ではあるものの、「必ず順番が回ってくるので、その時までしっかりと感染防止対策をしていただきたい」と中川会長。
しかし現状、優先接種される予定であった医療従事者への接種も進んでおらず、日本医師会はワクチン接種を全面的に協力するが、接種者である医師がワクチン接種を受けられるよう、政府に強く要請するとも話した。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)