ひげが男性だけに生える新説をチコちゃんが解説　意外な理由とは…

16日に放送された『チコちゃんに叱られる！！』（NHK）で扱われたテーマのひとつ、「男の人にひげが生えるのはなぜ」が注目を集めている。

男性の悩みの1つであるひげだが、なぜ女性は生えてこず、男性だけなのだろうか。誰もが1度は考えたことのある謎をチコちゃんが解説した。

■ひげの最近解明？

チコちゃんの気になる回答は、「新事実発見！？　パンチから守るため」という。男性だけひげが生える理由は長年疑問となっていたが、アメリカ・ユタ大学のデビッド・キャリア教授は「パンチから身を守る説」にたどりついたようだ。

最初にこの謎について研究を始めたのは、ダーウィンで、彼はひげには女性を引きつけるアイテムと考えていた。

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■ひげは魅力的に見せるため？

しかし、男性のひげについては汚いと考える人もいる。さらに国によってはひげがモテる国とそうでない国に分かれたりとダーウィンの説には疑問が残っていた。

ひげが生えるのは他の男よりも強く支配的な人物だと見られるためにあるという説もあるが、エジプトの遺跡からひげそりが発見されたこともあり、人間は昔からひげを剃っていた事実が明らかとなっている。そういった事例から支配的な人物に見えるという説も懐疑的に。

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■研究からたどりついたのは…

そうして、デビッド教授がたどりついたのは「パンチから守るクッションの役割」という説。人が同性同士で争いになった時、女性より男性の方が暴力を伴いやすく、その際に顔を負傷するケースが男女で2倍の差があるという。

つまり、進化の過程でひげのある男性の方がケンカで勝ち残った影響で、今の男性に生えてくるものだとした。

しかし、顔を殴られるということなら口の周りだけでなく、目や鼻など顔中に毛が生えていてもおかしくない。あごは人間の急所であるため、それを守るためのようだ。

ちなみに顔を守るひげは、5cmから10cm程度あると効果を発揮し、ひげがないと破損率95%の衝撃を45%まで軽減してくれると紹介した。現代では殴りあいのケンカをするケースはほとんどないため、ひげの役割は失われつつあるのかもしれない。

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（文／しらべぇ編集部・Aomi）