中学校体育館のバスケゴール落下で生徒1人が入院 詳細を教委に聞いた
過去、バスケットボールのゴールに、生徒がぶらさがっていたことによる劣化可能性を指摘。
■劣化が進んだ可能性も
施設課の担当者は「溶接部分の経年劣化の可能性が高いが、過去バスケゴールに生徒がぶらさがっていたことにより、劣化が進んだ可能性も考えられる」と話す。
一般的にバスケゴールは体育館の側面に固定しているものが多い。しかし、体育館全面を使った試合のために、普段は天井に固定してあるゴールを操作することで90℃下ろし使用する電動式のものもある。
体育館の前面にステージがあるため、固定式のゴールを設置できないためだ。
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■市内中学校で緊急点検
当該中学校のような折りたたみ式は珍しいが、1990年の体育館設立時にスペースの関係でこのような形式のものが設置されたという。市内の中学校では毎年目視による点検を行っているが、「今回のような事故は全く想定外だ」と担当者。
教育委員会は26日市内の全学校に対して、体育館内の付属設備や、落下の恐れがある設置物の目視による緊急点検を実施するように通知を発出。今後専門の業者による点検も実施するという。当該中学校にはすでにに業者が入って対応を行っている。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)