中学校体育館のバスケゴール落下で生徒1人が入院 詳細を教委に聞いた
過去、バスケットボールのゴールに、生徒がぶらさがっていたことによる劣化可能性を指摘。
24日午後5時半頃、北九州市若松区にある高須中学校(全校生徒532人)の体育館で、バスケットボールのゴールが落下した。そのゴールに当たった生徒1人が救急搬送された。当時何が起きていたのか、詳細を教育委員会に聞いた。
■バスケ部の活動中
北九州市教委施設課によると、その日は土曜日だったが、バスケットボール部とほかの部活も体育館で活動を行っていた。バスケ部は体育館の半面を使って練習していたが、ほかの部の活動が終わったため、今度は体育館の全面を使った練習に入ろうと準備。
その際に、1年生の女子生徒が棒を回して、折りたたみ式のバスケゴールを前に出そうとした。すると、コートの溶接部分の右側が外れて宙(ちゅう)ぶらりん状態となり体育館の壁に激突。
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■ゴールが生徒の顔面を直撃
その後、跳ね返ったゴールが女子生徒の顔面を直撃し、落下した。近くにいた顧問がけがの状態を確認し、養護教諭が応急処置をほどこした後、生徒は救急搬送された。
女子生徒は左目のまぶたに3針縫うけがを追った。24、25日の両日は病院に入院し、26日は顔が腫れているため、授業を欠席しているという。