夫の出社後、冷蔵庫を開けた妻が驚愕 勘違いも納得の「擬態」クオリティが話題に
ある朝、夫が出勤した後に冷蔵庫を開けた女性。その中には予想外の代物が収められており…。
■理外の「360パーツ超え」にはワケがあった
寿司のプラモと聞けば、どういったパーツを思い浮かべるだろうか。恐らく大多数の人が、シャリとネタを連結させるだけの、非常にシンプルな仕様を想像することだろう。
しかしこちらの「寿司プラモ」は超本格派で、なんとシャリを自分で「握る」ことが可能。具体的に説明すると、同梱されている364粒の「米粒パーツ」を合体させ、ユーザー自らの手でシャリを作り上げていくのだ。
インパクトが凄まじいこちらの商品は、プラモファンだけでなく多くの人々のハートをガッシリ掴むことに成功し、ツイッター上には「米粒パーツ多すぎて笑った」「こういうことを本気でやる会社は素晴らしい」「正直、めっちゃ欲しい」といった称賛の声が相次いでいる。
そこで今回は、こちらのプラモを展開する秋東精工の担当者に取材を敢行。すると、寿司プラモにかけた同社の熱い思いをひしひし感じることができた。
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■寿司プラモ爆誕の経緯
まずは寿司プラモ開発の経緯について尋ねてみると、「GWも含めて巣篭もり需要が高まっている情勢で、少しでも楽しい商品をご提供できたら良いなと思い、開発にいたりました」という回答が。
さらに具体的な切っ掛けについては、ツイッターにて「寿司のプラモデルがあったら良いな…」という画像をアップしていたユーザー投稿を見かけ、それを受けて実際に作ってみようと構想した経緯があるとのこと。
開発の際はリクエストの声を上げていたユーザーにもしっかり許可をとっており、「ユーザーの目線」を大切にする同社の姿勢が伝わってきた。
想像を超える反響の大きさを受けて、今後のシリーズ化も視野に入れているそう。現在は「鮪」と「サーモン」の2種展開となっているが、「最終的にはイクラの軍艦巻きなど作れたら楽しいかなと考えております」と、展望を語ってくれた。
米粒だけで既に360パーツをオーバーしているワケだが、「いくらパーツ」が追加された際は、果たしてどれだけのパーツ数になってしまうのか…考えただけでワクワクが止まらない。
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■組み立てる際のコツ・注意点
続いて最大のこだわりポイントであろう米粒パーツについて、掘り下げて話を聞いたところ「より本物の寿司と同じ米粒になるよう、数種類の寿司を食べて検証しました」と、ガチ感あふれる回答が。
なお、一番シャリの大きかった寿司は、米が約360粒ほどだったため、そちらに準拠しているとのこと。組み立てる際のコツについては「とにかく集中して一粒一粒組み上げていくことです」「自由度の高い商品なので、お好きな米粒でシャリを握って頂ければ良いかと思います」とコメントしてくれた。
また、あまりにクオリティが高すぎるデザインのため、同居人には「寿司の形をしたプラモである」ということをしっかり伝えておいた方が安全かもしれない。
夫が勘違いして冷蔵庫にパッケージをしまってしまったミロタンさんに発見時の様子を聞いてみたところ、「朝、夫が出勤してから寿司プラモがなくなっている事に気付き、ひとしきり探したのですが出てこず…」「休憩でお茶を飲もうと冷蔵庫を開けたら無事に発見しました(笑)」と、そのインパクトを語ってくれた。
ミロタンさんの夫曰く「『寿司なのに外に置きっぱなし!?』と感じて、急いで冷蔵庫に入れた」とのことで、帰宅してから説明を受けた際には自身の勘違いに破顔しつつも、そのクオリティの高さに驚いていたそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)