関ヶ原古戦場に立つ「時空を超えた電柱」が話題 設置までの経緯を聞いた
天下分け目の決戦が行われた「関ヶ原」。その陣地跡にひっそり登場した公衆フリーwi-fiが話題を集めている。
岐阜・関ヶ原町「関ヶ原古戦場」で開放されている公衆無線Wi-Fiが話題を集めている。ネットでは天下分け目の合戦と現代のスマホ社会を重ね合わせ、「戦中でもギガは大事なんだな」「Wi-Fiが有れば東軍に勝てた」と盛り上がるユーザーの声が続々上がっている。
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■石田三成陣地に飛ぶフリーWi-Fi
ツイッターユーザーのしゅうさんは12日、「えっ???今時の石田三成陣地ってWi-Fi使えるの????」とコメントを添え、関ヶ原古戦場に立つ「Free Wi-Fiつかえます」という看板と、真新しい電柱の写真をアップした。
「史跡 関ヶ原古戦場 石田三成陣地」と掘られた立派な石柱と、キャラクターが描かれたフリーWiFiの看板…時代を超えたなんとも絶妙なマッチングはまたたく間にネットで話題となり、4月30日時点で7,500を超えるリツイート、17,000ものいいねが付けられている。
えっ???今時の石田三成陣地ってWi-Fi使えるの???? pic.twitter.com/sZwnZhit1y
— しゅう (@tinaru3226) April 12, 2021
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■設置は2020年4月
時間が止まったかのような古戦場でフリーWi-Fi。そんななんともユニークな取り組みを仕掛けたのは、関ヶ原町役場だ。
地域振興課に話を聞くと、設置は2020年4月といい、同年7月に当初開館予定だった「岐阜関ケ原古戦場記念館」(その後10月に延期し開館)オープンに合わせたものだったという。
同課担当者は「もともと国内の観光客に加え、多くの外国人観光客が訪れるスポットでしたので、Wi-Fiを整備し、より快適に観光を楽しんでいただきたい、という思いがありました。しかし設置直後、新型コロナが蔓延してしまい…」と、その経緯をどこか寂しげに明かしてくれた。