日本初「JAL客室乗務員」がプライベート観光ガイドに 出雲市に詳細を直撃
研修を受けたJAL客室乗務員20名のなかから、毎週1人が出雲市入り。
日本航空(JAL)は昨年10月に、すべての都道府県ごとに客室乗務員を配置し、現地での観光振興などに取り組むと発表。出雲市はこの事業を活用し、日本初「客室乗務員による観光タクシー」を運行させる。
画像をもっと見る
■大人気の観光タクシー
出雲市は、2020年9月から専属ガイド1名が同行し、出雲市内を周遊する「うさぎ号」の運行を開始。観光ガイドを務めたのは、市内や松江市などに住む、社ガール(神社好き女子)たちだが、普段は別の仕事をしている。
このツアーはGO TOトラベルキャンペーンの影響も重なって、大人気となった。予約が殺到しため、ガイドが足りなくなり、予約を断る日もでる事態に。そこでガイドとして白羽の矢が立てられたのが、JAL客室乗務員。
関連記事:ANAが客室乗務員職の新卒採用中止を発表 CA志望の学生に本音を聞いた
■20名のCAが研修完了
出雲市役所観光課の担当者は、「最初はダメもとで応募した」と話す。しかし、出雲市への派遣が決定し、4月上旬から客室乗務員への研修がスタート。1回に3~4人のグループが、2泊3日の研修を受講。
1日目は座学研修、残りの2日は市内観光スポットでの実地研修だった。観光課の担当者は、「研修中、客室乗務員の皆さんのおもてなしのレベルの高さに正直驚いた。想像していたものとは段違い」と語る。この研修をトータル20人が受けた。