秋葉原「18時間飲み放題」の激安メイドバー 会計時に衝撃展開が待っていた
東京・秋葉原に18時間飲み放題2000円の店が出現し話題になっている。店に行った記者が謎の女性に言い放たれた一言とは。
■のっけからボトルをねだられる
緊急事態宣言下、この時間から酒が飲めることは貴重とあり、店内にはまだまだ多くの客がいた。みなメイド姿の女性と談笑を繰り広げている一人客だ。記者と友人はメイドから、一連のシステムを説明された後、突然、1万円近いシャンパンボトルをねだられた。まだ本人の名前すら聞いていないのに、「これがあればずっと楽しめますよ」と営業トークがものすごい。
友人と語りたいため入店したとあり、そのプレゼントドリンクを丁重に断ると「良いのですか? 席につけませんけど…」と名残惜しそうに言う。「申し訳ない」とさらに断ると、退店するまでの約1時間、このテーブルだけは女性が一切寄り付かない「蚊帳の外」状態となった。
無論、ガールズバーにおいて、女性にワンドリンクもプレゼントできない客がそう扱われるのは百も承知である。なので無駄な“無銭がらみ”を一切することなく、男二人で久しぶりに語り合った。約1時間がたち、そろそろ終電が近づいたとあって、会計を頼むことに。そこで事件は起きた。
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■「次回は入店をお断り」
ビール2杯で600円、前述のお通し2人前で600円に消費税、サービス料がプラスされ1,450円の請求。1,450円を渡すとメイドが「はい、お待ちくださいね」とレジがある別室に向かっていき、数分後、現れたのは無表情の私服女性。
レシートを持ってきたので受け取ろうとすると、すごい剣幕で「あの。キャストへのワンドリンクがないんだったら、次回は入店をお断りしますので…」とタメ口を織り交ぜた形で言い放たれた。もちろん「有り難うございます」の一言もなく、退店を迫られたのである。
秋葉原にあるコンセプトカフェ、メイドカフェをこれまで100軒近く体験してきた私と友人だったが、ワンドリンクをメイドに奢らないと入店できないルールなんぞ存在しない。このような対応をされたのはもちろん初で、Aの空気とは違ったBの対応に残念な気持ちになったのが本音だ。
看板にあるような低い料金体系であることは事実。しかし、羽振りの悪い客には不快な末路が待っている。新型コロナ蔓延のしわ寄せが、女性の舌鋒を異様に鋭くさせたのか不明だが、「いらっしゃいませご主人様」と言われる世界がなかったことは確かである。
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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)