警視庁が呼びかける、連休明け「絶対してはいけないこと」が話題に
警視庁のサイバーセキュリティ対策本部は10日、ゴールデンウィーク明けに急増するフィッシング詐欺について警鐘を鳴らした。ネット上には被害者からの報告も…
■詐欺に利用される企業、サービス名は?
現にネット上では「ご当選しております」といった明らかに怪しいタイトルのメールのほか、Amazon、楽天などのショッピングサイト、三井住友カードVISA(SMBC)、JCBカード、セゾンカード、ソフトバンクからのメールと偽装した事例が次々報告されている。
また「Amazonからのフィッシングメールに引っかかってしまった」と報告する声のほか、「連休明けからスマホメールに詐欺メールが来出した」「手口が悪質すぎる」「パッと見の印象が本物そっくりで危なかった」と警戒感をより一層高めているユーザーの声も。
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■どう対策するか
フィッシングをはじめとするオンライン犯罪を分析する「フィッシング対策協議会」が7日に公表したフィッシング報告件数によれば、4月が過去1年間で最多の44,307件。昨年5月が14,245件だったことを考えると、新型コロナウイルス蔓延以降件数が急増していることは明らかだ。
現に記者もショッピングサイトをはじめとするネットサービスの利用頻度が増え、これらサービスからのメールが増えている。仮に詐欺メールだったとしても、メールアドレスやドメインが酷似したものを瞬時に見分けられるかは微妙なところでもある。
口座番号やクレカ番号などを入力させられそうになったら、面倒だがまずは詐欺報告がないかネットで調べるのが重要だ。同協議会では「正規のアプリやブックマークした正規のURLからサービスへログインして情報を確認するよう、心がけてください」と呼びかけている。
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(文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)