PCR関連会社が「中国で実績あるワクチン」を医療機関に営業中? 厚労省に見解を聞いた
東亜産業は取材に対して、「現在社内で対応を検討中」とコメント。
新型コロナウイルスPCR検査キットなどを販売する東亜産業(東京都千代田区)が、医療従事者や介護従事者に対して、「海外製ワクチン」を営業するような文書を送っていることがわかった。しらべぇ取材班は、この件について厚労省に見解を聞いた。
■中国での実績をうたう
東亜産業は、代表取締役社長が「困難な時代を乗り切るために」という題名の文書を発出。そこには「今、多くのかたがたがもっとも必要とされているのはワクチンです。しかしながら、現在の日本では、望んですぐに接種できる状況にはありません」。
「このような状況をなんとかしたい。そのような想いで弊社は、この度、独自のネットワークを駆使して、『海外において使用されているワクチン』の入手ルートを確保いたしました。このワクチンは、中国国内において接種された実績があります」と書かれている。
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■承認されたワクチンと併用
また、「医薬品医療機器等法のもとにおいて承認されたワクチンとこのようなワクチンを併用することができれば、より多くのかたがたがワクチンをご接種する機会の支援ができるものと考えております」。
「しかしながら、このようなことは、決して弊社のみでできることではございません。医療に携わる皆さまと情報の交換を重ねていくことにより、はじめて可能になるものと考えております」。
「少しでもご興味を抱いていただけましたら、是非ご連絡ください。直接、ご説明におうかがいさせていただきます」などと記載。