菅首相、20時から会見 前回からわずか7日の「異例の短期間」で何を訴えるのか
菅義偉首相が本日20時より緊急記者会見を開く。前回から1週間という異例の短期間で何を訴えたいのか。
菅義偉首相が、14日20時から緊急記者会見を行うことが明らかになった。
■急ピッチで国民に「説明」
前回は緊急事態宣言の延長、さらにはワクチン接種についての説明に終始。その会見からわずか1週間。今回は新型コロナウイルス感染者が急増する北海道、岡山、広島を対象に追加するとともに、群馬、石川、熊本3県へのまん延防止等重点措置適用を説明する予定だ。
これまで緊急事態宣言が出るごとに会見を行ってきた菅首相だが、数ヶ月単位で時間が開くことが大半で、わずか1週間での実施というのは異例だ。
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■オリンピックは強行?
また、コロナ抑え込みの切り札である高齢者向けのワクチン接種が、当初の予定より遅れているという報道もあり、ここについても今夜言及する可能性がある。
さらに開催か断念か、国民からも不安の声が上がり続けている東京オリンピック・パラリンピックについては、7日の会見で「開催は可能と考えているので、しっかり準備をしていく」と話していた。
ゴールデンウィークでの感染拡大を抑え込めなかったいま、同じ調子で記者陣に説明していくのかも注目されている。
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■コロナの勢いとどまらず
現在日本では感染力が強いコロナの変異ウイルスが急激に広がっている。国立感染症研究所は「変異株」の割合が「西日本で7割、東京で6割、北海道で8割」と13日のレポートで報告しており、ネット上では「手を洗い、うがいもし、外出も最低限にしたのに感染した」という声も。
これまでの対応では解決できない局面を迎えようとしているいま、政府の迅速な判断と方針決定が、命綱となりそうだ。
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(文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)